
全日制コースでは、例年、「室礼三千」の山本三千子先生にお越しいただき、「室礼」についての特別講義をお願いしています。まずは、日本文化の原点である「陰陽五行説」や「自然共生文化」の歴史的な意義を、丁寧に説明していただき、予備知識が入ったところで、後半は、実際に床の間などに飾った「室礼」のスライド写真を見せていただきました。どの飾り付けにも「奇物陳思」の思想があり、まさに日本的な造形美の完成品なのですが、アートとして鑑賞するだけでなく、その「意味」を知ることで、より身近に日本文化を感じることが出来るんですね。今日、先生から「古典とは限りなくモダンである」というお言葉をお聞きしました。何事も「温故知新」なんですね。昨今、「和風」デザインが多くなっているのも納得しました。
さて、更に興味をお持ちの方は、是非、「室礼三千」のホームページをお読みください。面白いですよ。
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